Triton Digitalは9月10日、ポッドキャスト広告向けの新たなコンテンツターゲティング機能「Demos+ Demographic Targeting」を発表しました。Triton Ad Platform(TAP)で利用できる機能で、個々のリスナーに紐づくデータやCookie、デバイス識別子に依存せず、コンテンツの分類に基づいて広告枠を選定できます。

Triton Ad PlatformでCookieに依存しないターゲティングが可能に
Demos+ Demographic Targetingは、番組やエピソードを、聴取する可能性が高いオーディエンスの特性に基づいて分類し、その結果をTAPのターゲティング条件として利用する機能です。
広告主は番組ジャンルだけでなく、人口統計学的特性、社会的属性(ソシオグラフィック)、メディア利用行動、購買意向などを含むオーディエンスプロファイルをもとに、条件に合う番組やエピソードの広告枠を選べます。
ターゲティングに使う情報は、個々のリスナーではなくコンテンツに紐づけられます。そのため、広告主はCookieやデバイス識別子に依存せず、複数の広告枠を対象とするキャンペーンに同じ条件を適用できます。番組配信者は、リスナーデータの管理権を維持できます。
Triton Digitalの社長兼CEO、ジョン・ロッソ氏は、従来は広告主が番組のリスナー層を把握できても、その情報を広告枠の購入時に直接活用できなかったと説明しています。今回の機能により、広告主はダウンロード数に加えてオーディエンスプロファイルを出稿計画に活用でき、番組配信者は自社が届けられるオーディエンスの価値を広告取引に反映しやすくなります。
既存の広告運用に組み込み、3カ国のオーディエンス向けに提供
番組配信者は別のツールを導入せずに、既存のキャンペーン設定、配信予測、レポート作成、プログラマティック購入の運用に新機能を組み込めます。
従来の配信先やコンテンツ単位のタグ付けに代えて、データに基づくオーディエンスセグメントを利用します。これにより、番組配信者と広告枠の購入者が、複数の番組にまたがる広告枠をオーディエンスの特性に基づいてまとめ、評価できるようになります。
本機能は、Demos+によるオーディエンス測定データを広告配信時のターゲティングにも活用するものです。広告主は出稿計画に用いるデータをTAPでの広告枠の選定に利用し、キャンペーン効率の向上を図れます。番組配信者にとっては、保有する番組全体の広告枠をオーディエンスの特性に応じて収益化する手段となります。
Demos+ Demographic Targetingは現在、米国、オーストラリア、オランダにオーディエンスを持つ番組配信者向けに提供されています。それ以外の市場の番組配信者は、Triton DigitalのAI搭載音声分析プラットフォーム「Sounder」を通じて、コンテンツターゲティングを利用できます。
Sounderは、複数言語のポッドキャストをエピソード単位で分析し、文脈に応じたターゲティングやブランドセーフティ、ブランド適合性の判断を支援します。
Demos+とは
Demos+は、Triton Digitalが提供する、調査に基づくポッドキャストのオーディエンス測定製品です。人口統計学的特性、社会的属性(ソシオグラフィック)、メディア利用行動、購買意向などのデータを用いて、オーディエンスプロファイルを構築します。
Demos+ Demographic Targetingでは、このデータをもとに番組やエピソードを分類し、広告枠の選定に活用します。
参照元:Triton Digital Enhances Demos+ to Deliver More Precise Audience Targeting for Podcast Campaigns



個人を追うのではなく、番組がどんな人に聴かれているかで狙うターゲティングなのね。