読み書きに困難を抱える学生や社会人を対象としたAIノートアプリ「しゃべるノート」が8月に正式リリースされます。

読み書きに頼らない、新しい「学び」の形
大阪発のスタートアップ・JIKKENは、読み書きに困難を抱える人のためのAIノートアプリ「しゃべるノート」を8月に正式リリースします。このアプリは、ディスレクシア(読字障害)やディスグラフィア(書字障害)など、従来の学習環境では困難を感じる方を支援する目的で開発されました。
「しゃべるノート」は、“話す・聞く”を軸にした新しい学習スタイルの提案を行っています。ユーザーが音声で入力した内容をリアルタイムでテキスト化したり、教科書をカメラで撮影してAIが文字を読み取り、音声で読み上げたりするなど、学習に必要な複数の機能を統合。学ぶ人それぞれに合った方法で学びやすくなるよう設計されています。
画面もシンプルで使いやすく、学習をサポート

AIと一緒に学ぶ、安心感のある学習体験
このアプリが目指すのは、「勉強しなければならない」という義務感から解放し、自分のペースで学べる実感を持てるようにすることです。
「しゃべるノート」にはAIチャット機能が搭載されています。「この文章を要約して」「専門用語の意味を知りたい」といった問いかけに、24時間いつでも応答。文章の校正や調べものなど、学びのサポートを一つのアプリに集約しています。
また、UDフォントやディスレクシア向けフォント、ハイコントラスト表示、読み上げ音声の調整といった設定も豊富に用意されており、個々の使いやすさに応じてカスタマイズが可能だといいます。
JIKKENとは
JIKKENは大阪市を拠点とする合同会社で、学びの多様性を支えるプロダクト開発に取り組んでいます。読み書きに困難を抱える人々に向けたAIノートアプリ「しゃべるノート」を開発するなど、教育とテクノロジーを組み合わせた支援を通じて、「違いが強みになる社会」の実現を目指しています。
参照元:「読む・書く」から「話す・聞く」へ。AIがもたらす「読み書きしない学習体験」で、学習の常識を変える「しゃべるノート」、来月リリース
「障害」は個人ではなく環境にあるっていうから、こういうサービスは大事。