Spotifyは、9月から新学期が始まるのに合わせて、Z世代のSpotify利用動態に関するレポートを公開しました。
対象はSpotify Student Premiumを利用しているユーザーで、2024年6〜7月と2024年9月のデータを比較分析しています。

新学期には、朝の聴取時間が20%増加
本レポートによると、Spotifyを利用する学生は、通学中や授業前の時間に、音楽やポッドキャストを聴く傾向があるようです。朝の時間帯にSpotifyを利用する割合は、6月から7月と比べて、9月の方が約20%高くなることが明らかになりました。

学習用プレイリストの利用は3倍以上に
また新学期になると、「study」や「focus」というタイトルの学習用プレイリストがZ世代全体で325%も多く利用されることが分かりました。

学習用プレイリストを利用するZ世代は3,600万人以上
Z世代の学生は、学習用プレイリストをよく聴く傾向にあるようで、2025年1月から7月にかけて3,600万人以上の学生ユーザーが利用しているとのことです。

コラボプレイリストやJam機能の高い利用率
さらに、複数のユーザーが共同で楽曲を追加・削除できるコラボプレイリストの利用率が、Z世代は他世代のユーザーよりも16倍以上高いことも明らかになりました。ユーザー同士がリアルタイムで同じ音楽を共有できるJam機能を利用している割合も、他の世代と比べて3倍以上になっています。

新学期には科学系のポッドキャスト番組が人気に
新学期に最も人気が増えたポッドキャストジャンルは、「科学」で6月から7月と比べて23%増加しています。そのほか、「ビジネスとテクノロジー」、「音楽」、「スポーツ」、「ニュース」の聴取率が高まることも明らかになりました。

オーディオブックを聴く学生も
学習や興味を深めるためにオーディオブックを聴く学生もいます。人気ジャンルの1位は「フィクションと文学」、2位が「ロマンス」、3位に「SFとファンタジー」が続きます。

Z世代とは
Z世代は、一般的に1990年代後半から2010年代前半に生まれた世代を指します。デジタルネイティブとして育ち、幼少期からスマートフォンやSNSに親しんでいることが特徴です。価値観は多様性やサステナビリティを重視し、自己表現や社会的意義を大切にします。また、消費行動においても共感や体験を重視する傾向があり、企業やブランドにも透明性や倫理性が求められる世代です。
参照元:How Gen Z Powers Up for Back-to-School Season on Spotify
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Z世代、Spotify使いこなしてるな…!