音楽AIプラットフォームのUdioは、ユニバーサルミュージックグループとの間でパートナーシップを締結したことを発表しました。この提携により、ユーザーはAIを活用して、ユニバーサルミュージックグループ所属アーティストの歌声やスタイルを取り入れた新しい音楽を制作できるようになります。

AIによるリミックス機能や、マッシュアップ機能も搭載
Udioは、ユーザーの創作活動の幅を広げる機能の提供を今後予定しています。
- アーティストの歌声とスタイルでの創作
- アーティスト側が自身のスタイルをどのように利用するかをコントロールする権限を持つ。これによりユーザーは公式に認められた形で、お気に入りのアーティスト独自のスタイルを取り入れた新しい音楽を制作できる。
- AIによるリミックス&リメイク
- 既存のお気に入りの曲を新しいジャンルでリメイクしたり、異なるアートスタイルと融合させたり、カバー曲に挑戦したりなど、可能性を広げられる。
- マッシュアップ機能
- お気に入りのアーティスト、曲、スタイルを組み合わせて、新たな作品を生み出すことができる。
Udio、システム移行により一部機能を一時制限
ユニバーサルミュージックグループとの提携に伴い、Udioは現在、最新のモデルと製品体験の準備期間に入っています。これにより、移行期間として一時的にプラットフォームからのダウンロード機能が利用できなくなっています。そのため、Udioは既存ユーザーへの配慮として、以下の措置を発表しています。
- クレジットの追加:ProとStandardプランのユーザーには1,200クレジットを追加
- 同時作成数の上限引き上げ:Proプランのユーザーには、同時に作成できる楽曲数の上限を10曲に増加
- ボーナス:すべてのプランのユーザーに、有効期限のない1,000クレジットを一度限りで提供
本パートナーシップは、AI作曲がアーティストやソングライターに直接的な利益をもたらすための、ひとつの進展になると言えるでしょう。Udioとユニバーサルミュージックグループがこの提携を通じて、AI音楽の次なる時代をいかに共に構築していくのか、今後の展開に期待です。
Udioとは
Udioとは、テキストから音楽を自動生成できるAI音楽制作サービスです。ユーザーが入力した指示文に基づき、メロディ、歌詞、ボーカル、伴奏を含む楽曲を短時間で生成できるのが特徴です。専門知識がなくても簡単に作曲でき、ジャンルや雰囲気の指定も可能。SNS向けコンテンツ制作や映像用BGM、創作支援などに活用されています。生成AIの進化により、音楽制作のプロセスを革新する新しいクリエイティブツールとして注目を集めています。
参照元:A New Era of Music – Udio with Universal Music Group



著作権侵害で揉めてたの、つい最近のことなのにね。