インターネット広告の業界団体であるJIAAは1月19日、2025年に実施したデジタルオーディオ広告(デジタル音声広告)に関する会員意識調査の結果を公表しました。調査では、会員企業における活用状況や、広告効果に関する認識、今後期待される点についての回答がまとめられています。

デジタルオーディオ広告の活用状況、実施・経験が過半数に
今回公表された調査では、会員企業におけるデジタルオーディオ広告の活用状況が示されています。回答者のうち、「現在、自社でデジタルオーディオ広告を実施中」と回答した割合は38.9%となり、前年調査を上回りました。また、「過去に自社で実施した経験がある」とする回答は26.4%で、両者を合算すると65.3%が「実施または経験あり」と回答しています。
一方で、「自社での実施実績はなく、過去に検討したこともない」とする回答は20.8%となり、前年調査と比較して割合が低下しました。前年調査と比較して、デジタルオーディオ広告の検討・実施が着実に浸透している状況が伺えます。
なお、本調査はインターネット広告ビジネスに関わるJIAA会員社324社を対象に実施され、72件の回答をもとに集計されています。
認知・興味関心を中心とした広告効果への評価
デジタルオーディオ広告がマーケティングファネルのどの段階に効果があると考えられているかについても、調査結果が示されています。複数回答形式で行われた設問では、「認知」と回答した割合が93.1%となり、前年調査から増加しました。また、「興味関心」についても84.7%と高い割合を示しています。
検討や購買といった項目については、認知や興味関心と比べると回答割合は低いものの、一定数の回答が確認されています。さらに、既存顧客との関係性に関わる「ファン化」は48.6%となり、前年調査より割合が増加しました。JIAAは本調査において、「認知」「興味関心」「検討」「購買」「リピート」「ロイヤルカスタマー化」「ファン化」といったマーケティングファネルを提示し、それぞれの段階における効果認識を整理しています。


今後期待される点として挙がった課題と要望
調査では、デジタルオーディオ広告に関して今後期待する点についても設問が設けられています。最も多かったのは、「費用対効果や分かりやすい成果など、クライアントへの説明のしやすさ」で63.9%となりました。次いで、「効果検証の精度向上」が58.3%と続いています。これらの項目はいずれも前年調査においても上位に挙げられていました。
また、「広告在庫の増加」を挙げた回答は37.5%となり、前年調査と比較して割合が増加しています。JIAAのデジタルオーディオ広告部会では、本調査の結果を今後の活動内容やアウトプットを検討するための基礎データとして活用していく方針です。

JIAAとは
JIAA(一般社団法人日本インタラクティブ広告協会)は、1999年に発足したインターネット広告に関する業界団体です。インターネット広告に関わる媒体社、広告会社などを会員とし、業界の健全な発展を目的に、ガイドラインの策定、標準的なルール整備、調査研究、普及啓発活動などを行っています。現在は300社を超える企業が加盟しています。
参照元:JIAA、「2025年 デジタルオーディオ広告に関する会員意識調査」結果を公表



数字を見る限り、音声広告が利用は増えていそう。