ポッドキャスト業界団体のSounds Profitableは6月18日、JAR Podcast Solutionsと共同で実施した調査結果を発表しました。調査では、ポッドキャストリスナーの61%がお気に入りの番組をYouTubeやSNS経由で発見したと回答したほか、YouTubeが番組の発見・利用ともに最大のプラットフォームであることが明らかになりました。

YouTubeがポッドキャストの発見・利用で最大のプラットフォームに
今回の調査では、YouTubeがポッドキャストの発見・利用ともに最大のプラットフォームであることが示されました。お気に入りのポッドキャスト番組をYouTubeで見つけたと回答したリスナーは40%で、他のいずれの発見経路の2倍以上となりました。
また、最も利用するポッドキャストプラットフォームとしても40%がYouTubeを挙げており、Spotify(18%)、Apple Podcast(11%)を上回る結果となりました。さらに、Facebook、TikTok、Instagramを含むソーシャルメディア経由で番組を発見したケースを合わせると、61%のリスナーがお気に入りのポッドキャストをYouTubeまたはSNS経由で発見したと回答しています。
SNS経由の発見ではオーガニック投稿が広告を上回る
調査では、SNSを通じた番組発見のきっかけについても分析しています。SNS経由でお気に入りのポッドキャストを知ったリスナーのうち、60%はフォローしている人物が共有したコンテンツをきっかけに番組を見つけたと回答しました。一方、スポンサー付きコンテンツを通じて番組を知った割合は33%でした。
Sounds ProfitableのパートナーであるTom Webster氏は、ポッドキャスト業界は長年ポッドキャストアプリ向けの最適化を進めてきた一方で、実際のリスナー行動は変化しているとコメントしています。同氏は、YouTubeやSNSのフィード、検索、知人からの推薦がポッドキャストとの最初の接点になっていると説明しています。
発見経路ごとにリスナーの特徴や行動に違い
調査では、ポッドキャストの発見経路によってリスナーの特徴や行動が異なることも明らかになりました。TikTok経由で番組を発見した割合は18~34歳で55歳以上の約7倍となっており、TikTok経由で番組を発見する割合は若年層で高いことが示されました。また、Spotify経由で番組を見つけたリスナーはエンゲージメントが高く、そのうち61%が毎週ポッドキャストを聴いていると回答しました。
一方、Apple Podcastで番組を探す行動は、音声を主な視聴手段とする高所得層のリスナーや、ニュース・テクノロジーカテゴリーのリスナーにとって、引き続き重要な発見手段となっています。また、ホストによる番組紹介は全体の発見割合こそ大きくないものの、エンゲージメントの高い「スーパーファン」の獲得につながっているようです。
Sounds Profitableとは
Sounds Profitableは、米国を拠点とするポッドキャスト・音声業界の業界団体です。音声・ポッドキャスト業界に関する調査レポートの公開やニュースレターの配信、ポッドキャスト番組の運営などを行っています。また、200社以上のパートナー企業と連携し、ポッドキャストビジネスに関する情報提供や市場分析を通じて、業界関係者向けの情報発信を行っています。



良い番組ほど、まずSNSで見かける時代かも。