無料ラジオ配信サービス「radiko」を運営するradikoは、位置情報データ分析を手がけるブログウォッチャーと共同で、位置情報連動型音声観光ガイドサービス「radiko audio Guide」を開発し、提供を開始しました。第1弾として、7月1日より鹿児島県奄美群島の5島・12市町村(奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島)にて一斉導入されています。

専用アプリ不要、月間850万人の「radiko」プラットフォームを観光ガイドに
「radiko audio Guide」は、国内最大級の音声プラットフォームである「radiko」のポッドキャスト機能と、ブログウォッチャーの位置情報技術SDK「Profile Passport」を掛け合わせた新しい音声ガイドサービスです。
多くの観光地が抱える「特定スポットへの集中と周遊不足」「ガイド人材の不足」といった共通課題に対し、専用のアプリ開発やハードウェア設置工事を必要としない仕組みで応えます。観光客は、既存のradikoアプリをスマートフォンにインストールして位置情報と通知設定を許可しておくだけで、対象の観光スポットに近づいた際(半径数十メートル〜数百メートル)に自動でプッシュ通知を受け取り、その場で土地の歴史や見どころを聴くことができます。
10スポット単位から手軽に導入できる料金体系を構築しており、地方自治体や小規模な観光施設にとっても導入のハードルを抑えられる点が強みです。
地元放送局のアナウンサーが語る「奄美群島観光チャンネル」が始動
本サービスの初事例として導入が始まった鹿児島県奄美群島では、2021年の世界自然遺産登録以降における「5つの島に点在する観光資源を結びつけた広域周遊の促進」という課題解決に音声技術を活用しています。
奄美群島での音声コンテンツ制作には、地元鹿児島を拠点とするMBC南日本放送の複数名のアナウンサーや、沖永良部島出身のアーティストがナレーションを担当。地域を深く知るプロフェッショナルの語りを通じて、ただ風景を眺めるだけでは伝わらない奄美群島独自の「環境文化」や魅力を伝えるアプローチを実践しています。
radikoが持つ制作ノウハウや民放ラジオ局全99局とのネットワークを背景に、今後は自治体の予算や目的に合わせて、地方局アナウンサーの起用からAI音声の活用まで柔軟なクリエイティブ制作を支援する体制も整えています。
観光体験の向上からインバウンド対応まで、広がる音声ガイドの活用
屋外スポットでの位置情報通知だけでなく、美術館や博物館などの屋内施設向けにはNFCタグやQRコードを併用することで、多角的な観光シーンに対応します。これにより、従来の専用音声ガイド機器の貸し出し業務を不要とし、多言語の音声ファイルを登録するだけで外国人観光客向けのインバウンド対応(多言語ガイド)を実現します。
さらに、鉄道路線やバス、船舶の運行ルートにおいて、車窓から見えるスポットに合わせた音声ガイドを車内で配信し、下車駅周辺への途中下車を促すといった交通事業者による地域周遊設計など、観光全体の活性化を支援するソリューションとしても拡張性を持っています。

radiko audio Guideとは
radiko audio Guideとは、株式会社radikoと株式会社ブログウォッチャーが共同開発した位置情報連動型の音声観光ガイドサービスです。観光客が対象スポットに近づくとradikoアプリに通知が届き、その場所の歴史や文化、見どころを音声で聴くことができます。
参照元:radikoがそのまま観光ガイドに!位置情報連動型 音声観光ガイド「radiko audio Guide」を開発・提供開始。第1弾として、鹿児島県 奄美群島5島・12市町村に一斉導入



景色を見るだけでは分からない歴史や文化まで楽しめそう。