関西福祉科学大学とオトバンクが共同で実施した「耳活フィットネス」の実証イベントが、5月15日に大阪・関西万博の「REBORNステージ」で開催されました。

音声と運動を融合した新しい健康習慣
「耳活フィットネス」は、オーディオブックを聴きながら軽い運動を実施するという、音声コンテンツと身体活動を掛け合わせた新しい健康習慣です。実証イベントでは、来場者がナレーション音声を聴きながら、ゆったりとしたリズムで体を動かすプログラムが行われました。
プログラムは関西福祉科学大学との共同研究を基に設計されており、運動と音声刺激を同時に行う“デュアルタスク”の効果を検証する内容となっています。研究では、オーディオブックを聴きながらの脳血流の変化が確認されており、音声と運動の組み合わせによる可能性が注目されています。
多世代で楽しめるイベント体験と今後の展望
イベント会場では、オーディオブックを聴きながら身体を動かすプログラムが6回にわたって実施されました。また、来場者向けクイズ企画も行われ、世代を問わず多くの参加者で盛り上がりました。
スマートフォンとワイヤレスイヤホンの普及を背景に、オーディオブックを活用したウェルネス支援は今後さらに広がりを見せると考えられます。オトバンクでは今後も「音声×健康」の可能性を追求し、誰もが手軽に取り入れられる健康習慣の社会実装を目指すとしています。
オーディオブックとは
オーディオブックとは、本の内容をナレーターや声優が音声で読み上げた「聴く書籍」です。スマートフォンやスピーカーを使って、移動中や家事の合間など、手や目を使わずに読書体験ができるのが特徴です。紙や電子書籍に次ぐ“第三の読書スタイル”として注目されており、視覚に頼らない情報取得手段として、幅広い世代に利用が広がっています。
参照元:オトバンク、大阪・関西万博にて「耳活フィットネス」イベントを共同開催!
運動しながら読書って、脳が新しい能力に目覚めてたりして。