オンラインコミュニティ「ごみの学校」は、同団体が運営するポッドキャスト番組『ひらけごみ!』をもとにした書籍を刊行しました。昨年12月に刊行された本書は、鉄と服をテーマに資源循環の仕組みや歴史を紹介し、ごみに関する知識を身近な視点から伝える内容となっています。

ポッドキャスト番組『ひらけごみ!』の内容を書籍として再構成
『ひらけごみ!』は、ごみや資源循環をテーマにしたポッドキャスト番組です。番組では、産業廃棄物処理業者での実務経験を持つごみの学校代表の寺井正幸氏と、「マイボトル」という言葉を生み出した編集者の藤本智士氏が対話形式で、ごみの仕組みや歴史について語っています。サステナビリティという言葉が広がり、ごみや資源リサイクルを扱う情報発信が増える中、身近な資源やごみの歴史、仕組み、未来について楽しく伝えることを目的として制作されました。
今回刊行された2冊は、同番組で取り上げられたテーマをもとに再構成された書籍です。日常生活で使われているモノが廃棄された後にどのような循環の仕組みの中にあるのかを解説し、ポッドキャストで扱ったテーマを書籍で伝えます。
「鉄編」と「服編」で資源循環の仕組みを紹介
書籍では、資源循環をテーマに「鉄」と「服」を取り上げています。
『鉄編』では、文明を支えてきた素材としての鉄に焦点を当て、リサイクル率90%超とされる鉄の循環の仕組みや歴史について紹介しています。資源としての鉄がどのように再利用され、循環してきたのかを考える内容です。
一方、『服編』では、服の循環をテーマに、江戸時代の布の循環の仕組みから現代のファッションにおける課題までを扱っています。かつて日本に存在した布の循環システムを取り上げながら、服がどのように消費されてきたのかを紹介しています。
神戸でトークイベントも開催
書籍の刊行に関連し、ポッドキャスト『ひらけごみ!』のパーソナリティーである寺井氏と藤本氏が参加するトークイベントも開催されました。イベントは3月1日、兵庫県神戸市のデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)で行われました。
当日は、番組の収録を支えるエンジニアの早瀬直久氏も登壇しました。ポッドキャスト『ひらけごみ!』の内容に関連するテーマとして、ものづくりとごみの関係などについて語るトークが行われました。また会場では書籍の物販も実施され、来場者に向けて関連書籍が販売されています。
ごみの学校とは
ごみの学校は、「ごみを通してわくわくする社会をつくろう」を理念に2021年2月に開校したオンラインコミュニティです。代表の寺井正幸氏は産業廃棄物処理業者での実務経験を持ち、これまでに50回以上の講演を行っています。Facebookコミュニティには約2,800人が参加しており、企業のサステナビリティ担当者や学生、環境省職員、主婦、デザイナーなど多様なメンバーが、ごみ問題を自分ごととして考える場を提供しています。
参照元:話題のポッドキャストがいよいよ書籍化。あなたの知らないごみの世界を紹介するポッドキャスト「ひらけごみ!」好評配信中



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