エジソンリサーチが「The Podcast Consumer 2026」を発表。動画視聴と音声聴取がほぼ同水準に

米国の調査会社であるエジソンリサーチは、米国のポッドキャスト利用者に関する年次レポート「The Podcast Consumer 2026」を発表しました。同レポートでは、ポッドキャストの利用動向や広告への反応、生成AIに対する意識などをまとめています。

エジソンリサーチが「The Podcast Consumer 2026」を発表。動画視聴と音声聴取がほぼ同水準に
引用元:The Podcast Consumer 2026

「観るポッドキャスト」の利用が拡大

レポートによると、週に1回以上ポッドキャストに触れる利用者のうち、82%が動画を視聴していると回答しました。一方、音声のみを聴取していると回答した割合は78%でした。2023年時点では音声のみが89%、動画が73%であったことから、動画視聴の割合が上昇していることが分かります。

また、毎日ポッドキャストを利用する層の総オーディオ接触時間は1日あたり5時間11分で、米国の13歳以上全体の平均である3時間57分を上回りました。さらに、毎日のオーディオ接触時間のうち36%をポッドキャストが占めています。

広告接触後の行動やリーチ拡大に関する調査結果

週次ポッドキャスト利用者の76%が、ポッドキャスト広告をきっかけにウェブサイトの訪問、商品の購入、プロモコードの利用、商品推薦などの行動を起こした経験があると回答しました。また、Nielsen Podcast Fusion powered by Edison Podcast Metricsによる分析では、広告予算の一部をポッドキャストへ再配分することで、追加費用なしで18〜54歳へのリーチが41%向上したとしています。

効率化は歓迎、信頼性は懸念。AIに対するリスナーの複雑な本音

今回の調査では、急速に普及する生成AI技術に対するリスナーの率直な意識調査も行われました。生活者の意見はいっそう繊細(ニュアンスを含んだもの)であり、番組制作の「裏方業務」にAIを活用することに対しては、比較的寛容な姿勢を示しています。

リサーチ業務への活用や、アイデア出しのブレインストーミングにAIを使うことに対しては、それぞれ69%のユーザーが「容認する」と答えました。一方で、62%が「AIはポッドキャストの信頼性への脅威」と回答し、59%が「創造性への脅威」と回答しました。生成AIの活用を支持する声がある一方で、懸念も示される結果となりました。

The Podcast Consumer 2026とは

The Podcast Consumer 2026は、エジソンリサーチが毎年公表しているポッドキャスト利用者に関する調査レポートです。ポッドキャストの利用状況や広告への反応、コンテンツ消費行動、生成AIに対する意識などについて調査結果をまとめています。

参照元:The Podcast Consumer 2026

AMI(エイミー)

“ポッドキャスト=音声”というイメージもだんだん変わってきているな。