Magnite、AI広告取引基盤「Magnite Orchestration」を拡充。デジタル音声やリニアテレビへの対応を拡大

独立系の広告配信プラットフォーム(SSP)を提供するMagniteは9月25日、AIエージェントによる広告取引を支える基盤「Magnite Orchestration」のオムニチャネル機能と外部サービスとの連携を拡充したと発表しました。

Magniteのロゴ
引用元:Magnite、AIエージェントによる広告取引を支える「Magnite Orchestration」の機能と連携を拡充

デジタル音声やテレビなど、主要チャネルでAIエージェントの活用を拡大

Magnite Orchestrationは、広告取引の買い手と売り手のAIエージェントが共通の環境で連携できる基盤です。多様な広告在庫をリアルタイムで把握し、組み合わせてパッケージ化できます。

今回、対応を拡大した主な領域は以下の通りです。

  • デジタル音声広告:iHeartMediaの広告在庫へのアクセスを通じ、ライブ音声配信やポッドキャストでの広告配信を標準化します。また、コンテンツの文脈に応じた動的な広告配信を実現します。
  • リニアテレビおよびアドレサブルTV:ITNの技術を通じて、放送スケジュールに沿って番組を配信するリニアテレビの地域別広告在庫に接続します。また、DIRECTV Advertisingなどを通じ、世帯などに応じて広告を出し分けるアドレサブルTVの広告在庫にアクセスできます。
  • ストリーミングTV向け高インパクト広告フォーマット:Samsung Adsの広告在庫に対応します。ホーム画面上のインタラクティブ広告や一時停止時広告(Pause Ads)などで、AIエージェントによるリアルタイムの意思決定を可能にします。
  • 高注目度ディスプレイ広告・オンライン動画広告:Webおよびモバイルの広告在庫を対象に、自然言語による指示や自動化されたAIエージェントのプロンプトを通じて、リアルタイムでカスタムオーディエンスを構築・活用できます。

中立的な基盤として外部AIエージェントとの連携を推進

Magnite Orchestrationは、中立的な基盤として設計されており、外部のAIエージェントとの連携に対応しています。

媒体社側のAIエージェントに加え、広告会社グループや独立系広告会社、Newton Researchなどの独立系ソフトウェアベンダーが、それぞれ独自の実行・最適化モデルを活用できます。また、Databricksなどの主要テクノロジープラットフォームとのネイティブ連携にも対応しています。

Magniteで収益・市場戦略担当プレジデントを務めるショーン・バックリー氏は、エージェンティックAIが広告の売買や体験のあり方を根本から変革すると述べています。

また、ストリーミングや音声広告といった高付加価値チャネルでは、広告在庫の詳細な可視化と媒体社への信頼が重要だと指摘しています。そのうえで、AIエージェント同士が円滑に連携・協業できる環境の構築を進めていると説明しています。

Magnite Orchestrationとは

Magnite Orchestrationは、広告主や広告会社が利用するAIを活用した広告購入システムと、媒体社側のシステムをつなぐ広告取引基盤です。

広告主や広告会社は、この基盤を通じて、ストリーミング、リニアテレビ、音声、ディスプレイ広告などの広告在庫を横断的に検索・評価・活用できます。

参照元:Magnite、AIエージェントによる広告取引を支える「Magnite Orchestration」の機能と連携を拡充

AMI(エイミー)

音声でもコンテンツに合わせて広告を届けられるのが気になる。