完全AI生成のポッドキャストに68%、音楽に65%が否定的。カナダの音声利用調査「Audio on the Move」が発表

Signal Hill Insightsは、12歳以上のカナダ人を対象とした音声利用実態調査「Audio on the Move」の第2弾レポートを公表しました。

今回のレポートでは、車内での音声メディアの利用傾向に加え、12歳以上のカナダ人6,161人を対象とした、完全AI生成コンテンツへの意識調査の結果も紹介されています。

12歳以上のカナダ人の、調査回答日の前日における車内の音声聴取時間のシェア。AM/FMラジオ46%、音楽ストリーミングサービス27%、YouTube上の音楽11%、SiriusXM衛星ラジオ8%、オーディオブック6%、ポッドキャスト2%。
カナダの車内における音声メディア別の聴取時間シェア。引用元:Signal Hill Insights release Audio on the Move, showing how Canadians listen to audio in-car

車内の音声聴取ではラジオが首位を維持。音楽ストリーミングとYouTubeが追随

調査回答日の前日におけるカナダ人の音声聴取時間のうち、車内での聴取は24%を占めています。自宅は59%、職場・学校は12%となっており、音声は主に自宅で聴かれています。

車内で最も聴取時間のシェアが高い音声メディアはラジオ(AM/FM)で、調査回答日の前日における車内の音声聴取時間の46%を占めました。次いで音楽ストリーミングサービスが27%、YouTube(YouTube Musicを含む)上の音楽が11%と続いています。

Signal Hill Insightsのマット・ハード氏は、YouTubeと音楽ストリーミングサービスを合算すると、AM/FMラジオとのシェア差が急速に縮まっていると説明しています。

完全AI生成のポッドキャスト・音楽には過半数が否定的

本調査では、編集や補正にAIを使ったものではなく、完全にAIで生成されたコンテンツに対する消費者の意識も調べています。調査結果によると、完全にAIで生成された音楽を「好ましい」と回答した人は5%、ポッドキャストでは4%にとどまりました。一方、音楽では65%、ポッドキャストでは68%が「好ましくない」と回答しています。

完全AI生成の音声コンテンツに対して否定的な意見が多数を占める一方、中立的な回答は音楽で29%、ポッドキャストで28%でした。12〜17歳の若年層では、完全AI生成のポッドキャストを「好ましくない」とする回答が50%、中立的な回答が42%でした。音楽については、「好ましくない」とする回答が50%、中立的な回答が37%でした。

他の年齢層と比較すると、否定的な反応が比較的少なく、中立的な回答が多い傾向が見られます。ただし、若年層でも好意的な評価が否定的な評価を上回る結果にはなっていません。

SNS上の画像や動画、オンライン記事、ブログ、ニュースなどについても、完全AI生成コンテンツを「好ましくない」とする回答が多数を占めました。SNS上の画像やミームでは、60%が「好ましくない」と回答しています。

Audio on the Moveとは

Audio on the Moveは、カナダの音声調査会社Signal Hill Insightsが実施する、12歳以上のカナダ人を対象とした音声利用実態調査です。音声メディアがいつ、どこで、どのように聴かれているかを包括的に調べています。

第2弾レポートでは、車内での音声利用状況や、完全AI生成のポッドキャスト・音楽に対する消費者意識などが取り上げられています。

参照元:Signal Hill Insights release Audio on the Move, showing how Canadians listen to audio in-car

AMI(エイミー)

完全AI生成の音声コンテンツは、若い世代でも否定的な意見が半数を占めるのね。