字幕技術を展開するVerbitとAI音声合成を手がけるDeepdubが提携しました。感情表現型音声合成「eTTS™」を活用した多言語自動吹替により、従来の吹替制作を効率化し、短期間で高品質なローカライズを実現しました。

感情表現型AI音声による吹替制作の革新
Deepdubの感情表現型音声合成「eTTS」は、従来のテキスト読み上げ技術(TTS)を発展させ、抑揚やトーン、話す速度、感情の強弱を自然に反映できるのが特徴です。Verbitが提供するキャプション技術「Captivate」と組み合わせることで、俳優や声優の演技に合わせた形での音声に変換することができます。
さらに、このソリューションはクラウド上で提供され、APIを通じて利用することができます。数千の放送対応ボイスをライセンス済みで活用でき、声質やアクセントの調整、感情のチューニングも柔軟に行えます。従来の吹替制作プロセスを短縮し、高品質なローカライズを迅速に進められる体制づくりがさらに本格化する見込みです。
Deepdubとは
Deepdubはイスラエルを拠点とするAI音声合成企業で、映像や音声コンテンツの多言語吹替やローカライズを支援する技術を開発しています。独自の感情表現型音声合成「eTTS」を用い、声の抑揚や感情を自然に再現することで、俳優や声優の演技に近い音声を生成可能にします。映画、ドラマ、広告など国際配信の現場で活用され、グローバルなコンテンツ展開を支える存在となっています。
吹替のクレジットに「AIスタジオ名」が並ぶ日が来るかも。