Disctopiaは9月15日、コンテンツのエンゲージメント分析と、測定した指標に基づくコンテンツ所有者への報酬支払いに関する米国特許を取得したと発表しました。特許は同日に発行されています。

ストリーミング中の視聴・聴取への参加状況やエンゲージメントを分析
Disctopiaによると、今回取得した特許は、コンテンツの配信に加え、ストリーミング中の視聴・聴取への参加状況やエンゲージメントを分析し、その測定結果を報酬に結び付ける仕組みに関するものです。

コンテンツに応じたプロンプト(反応を促す問いかけなど)を生成し、視聴者やリスナーの反応からエンゲージメントスコアを算出する仕組みも含まれています。
また、音声認識エンジンを使って音声データをテキストデータに変換し、キーワードを特定する仕組みも記載されています。これにより、配信するコンテンツの内容を分析します。
測定した指標に基づいてコンテンツ所有者への報酬を決定
USPTO(米国特許商標庁)の公報に掲載された請求項1には、コンテンツの公開時刻とストリーミング時刻の差を、所定のしきい値と比較して「presence metric」という指標を決定する仕組みが記載されています。
具体的には、時刻の差がしきい値を下回る場合に高い値を、上回る場合に低い値を割り当てます。この指標は、視聴・聴取の継続時間を直接表すものではありません。
さらに、その指標に基づいて、コンテンツ所有者へ電子的なリソースを所定の割合で移転する仕組みも記載されています。Disctopiaは、測定結果を報告するだけでなく、報酬支払いまで結び付ける点を今回の特許の特徴として説明しています。
同社は、ダウンロードを配信実績として記録する一方、ダウンロードされたこと自体は、実際にコンテンツが視聴・聴取された証拠にはならないとしています。
また、補足コンテンツ、購入につながったコンテンツの特定、広告主とコンテンツ所有者の間でのリソース移転に関する仕組みも含まれると説明しています。
なお、Disctopiaによると、今回の特許取得に伴い、利用者のアカウントや報酬が直ちに変更されることはありません。
Disctopiaとは
Disctopiaは、米国ノースカロライナ州シャーロットに拠点を置くストリーミング・配信プラットフォームです。音楽、ポッドキャスト、映画、動画、オーディオブックなどのコンテンツを扱っています。
2016年にパトリック・ヒル氏が設立しました。独立系の音楽家、ポッドキャスター、映画制作者、著者などに向けて、コンテンツの配信、収益化、分析などの機能を提供しています。
参照元:10,000 plays. Zero attention. Disctopia just patented the fix、USPTO:US 12,738,272 B2



再生数だけじゃなく、どれだけ実際に聴かれたかまで報酬に反映する仕組みなのね。