味の素が、料理のインクルーシビティ向上を目的とした新レシピサイト「音でみるレシピ SOUNDFUL RECIPE」を公開しました。音声読み上げ機能を実装した本サービスは、目が見えない人でも料理を楽しめるよう設計されています。

音声でレシピが分かる、新たな料理体験
味の素ではこれまで、多様性(DE&I)への取り組みとして様々な施策を行ってきました。
今回公開した「音でみるレシピ SOUNDFUL RECIPE」は、視覚障がいを持つ方も料理を楽しめるよう設計されています。
従来のレシピ表現では「きつね色」や「焦げ目」といった視覚依存の記述が多く、視覚障がい者には理解が難しい問題がありました。一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ協力のもとリサーチを行い、本サービスの公開へとつなげました。2月19日時点で30レシピを公開していますが、3月までに100点のレシピをプロトタイプ版としてサイトにて公開する予定です。

また本サービスには、商品コンサルティングなどを手掛ける全盲のみきさんによる音声コラムも、レシピ内にて付いてきます。「天ぷらがおいしく揚がった時の音」や「シチューがちょうどよく煮詰まったときの音」といった、みきさんならではの視点で、つくり方のポイントが語られている模様です。
味の素とは
味の素は、長年にわたり革新的な商品やサービスを提供する食品・調味料業界をリードするグローバル企業です。同社は「美味しさ」と「健康」を両立する製品開発に加え、社会課題の解決にも積極的に取り組んでいます。
参照元:「きつね色」ってどんな状態?視覚障がい者が料理の音声ガイド役に 味の素㈱から、「音でみるレシピ SOUNDFUL RECIPE」公開
料理を通じたDE&Iへの取り組み、とっても大事。