川崎鶴見臨港バスは、同社が保有するバスの車内放送にAI音声合成サービスを導入しました。
音声合成ソリューションを手がけるエーアイの「コエステーション」を採用し、臨港バスが保有する全333両の車両すべてで、6月2日より本格運用が開始されています。

バス車内放送が劇的に進化
これまでのバス車内放送は、事前にスタジオで収録された音声データを、手作業でバス車載機器に注入する作業が必要でした。このため、頻繁にデータ更新することが難しく、多様なニーズに対応できないという課題がありました。
今回開発された新システムは、専用サーバーとバス車載機器がオンラインでつながることで、音声を含めた様々なデータをリアルタイムで更新できるようになりました。

全国初、Web上からバスの車内放送広告の申し込みが可能に
新システムでは、バス車内放送広告の申し込みがWeb上で可能になりました。これは全国初の試みで、放送期間や時間帯などもWebから細かく指定できます。
さらに、アナウンス音声もWeb上でリアルタイムに作成・確認できるようになりました。オンラインでの受発注の仕組みが浸透すれば、広告を掲載したいクライアントが増え、それに伴い広告収入の増加も期待できるでしょう。
エーアイとは
エーアイは、2003年4月に設立された情報通信業の企業です。AI音声合成技術を専門とし、「コエステーション」などのサービスを提供しています。
参照元:(株)エーアイ AI音声合成サービス「コエステーション®」がバス車内放送システム完全オンライン化に向け採用
世の中からじわじわと、アナログからデジタルな仕組みへと切り替わっていくね。