デジタルオーディオ広告事業を展開するオトナルが、AIコンテンツへのイメージ年代別調査の分析結果を10月23日に公開しました。本調査は、10代から70代までの男女10,000人を対象に実施されました。

AI生成音声はコンテンツにどのような影響を与えるのか
近年、ChatGPTやGeminiなどの生成AIサービスの利用者数が急速に増加しています。それに伴い、AI生成音声を活用した音声コンテンツも増加しています。そのようなコンテンツに対して、リスナーはどのような印象を抱き、どのようなジャンルなら受け入れられるのかを把握することは、今後の音声メディアの方針を見定めるうえで重要です。
このような問題意識のもと、オトナルはAIコンテンツへのイメージ年代別調査を実施しました。
AI生成音声は情報として役立つなら受け入れられる

AI生成音声への印象に対する質問では、3人に1人がAI生成音声を「情報としてなら受け入れられる」と回答しています。一方で、5人に1人が「感情がこもっていないように感じて不自然だ」と感じており、AI音声に忌避感を覚える層も一定数存在することが明らかになりました。
ニュースや天気予報は許容できる

AI音声を許容できるジャンルとしては、「ニュース・天気予報」が46.9%でトップとなりました。27.8%は「広告(CMナレーションなど)」も許容できると答えており、情報伝達を目的としたジャンルは許容度が高いようです。
一方で、25%は「どんなジャンルでも許容できない」と回答していることから、AI音声を受け入れられない層も存在します。
10〜30代はエンタメジャンルの許容度も高い
年代別に見ると、10〜30代は1割以上は「エンターテイメント系ポッドキャスト・トーク番組」や「お笑い・バラエティ」などのエンタメ分野でのAI音声を許容していることがわかりました。それに対して、40代以上では抵抗感が強い傾向が見られます。
オトナルとは
オトナルは、音声マーケティングに特化した「デジタル音声広告カンパニー」です。本社を東京都中央区に構え、広告の企画・制作から配信まで一貫して提供するサービスを展開。これまで3,500件以上の音声広告プランニング、1,000件以上のクライアントの出稿・運用改善をサポートするなど、国内外のクライアントに支持されています。ポッドキャスト制作や音声広告を通じて、企業と消費者を結ぶ新しいコミュニケーション手法を提案し、業界のパイオニアとして活躍。デジタル音声を活用した広告ソリューションで、企業のマーケティングを支援しています。
参照元:オトナル、AIコンテンツへの印象を調査。AI生成された音声への意識を年代別に分析



「ニュース/天気予報」ジャンルの許容度は、年代が上がるほど高くなるんだな。