米国のCumulus MediaとSignal Hill Insightsの最新調査から、ポッドキャスト利用者の9割以上が、自身の体験を「聴取」と捉えていることが分かりました。ビデオポッドキャストへの注目が高まる一方で、音声による「ながら聴き」というスタイルが、今なお揺るぎない主流であるといえます。

「見る」派はわずか8%。圧倒的多数が「聴く」を選択
近年、YouTubeでのビデオポッドキャスト配信が増加しており、視覚的な要素が注目されがちです。しかし調査データによると、ポッドキャスト利用者の92%が自身の体験を「聴いている(音声のみ、またはバックグラウンド再生)」と回答しました。
一方で、映像を積極的に「見ている」と答えたのはわずか8%にとどまります。この結果は、コンテンツの形態が変化しても、ポッドキャストの本質は依然として「オーディオファースト」にあることを示唆しています。
YouTubeは新しい番組に出会う場。新規リスナーの45%が番組発見の起点に

ポッドキャストのプラットフォームとして、YouTubeは「検索エンジン」としての役割を強めています。事実、過去6カ月以内に新しい番組を聴き始めたユーザーのうち、45%がYouTubeでそのコンテンツを発見したと回答しました。
利用率においてSpotifyやApple Podcastと拮抗するなか、新しいリスナーとコンテンツを結びつける「入り口」として、YouTubeは欠かせない存在となっています。
「画面を見られない」移動中こそ、音声プラットフォームが選ばれる

ouTube以外のプラットフォームでポッドキャストを聴く理由として、最も多く挙げられたのは「聴くことしかできない(Can only listen)」環境に身を置いていることでした。
移動中や車の運転中、あるいは作業中など、物理的に画面を注視できないシーンでは、動画メインのプラットフォームよりも、操作が最適化された音声特化型プラットフォームが選ばれる傾向にあります。
視覚を奪わない「ながら聴き」への根強い需要こそが、ポッドキャストが生活のスキマ時間に入り込み、習慣化される最大の要因といえます。
Cumulus Mediaとは
Cumulus Mediaは、全米で数百のラジオ局を展開し、ポッドキャストネットワーク「Westwood One」を傘下に持つ米国のオーディオメディア大手です。Signal Hill Insightsは、オーディオおよびポッドキャスト広告の効果測定や調査を専門とするリサーチ企業です。両社は定期的に共同でポッドキャストの視聴動向レポート「Podcast Download」を発表しており、業界の指標となっています。



Cumulus Mediaはラジオ系の会社。この調査はそれを加味して見るのが良いぞ。