地球を「地元」のように身近に。ポッドキャスト「耳で旅する海外ラジオ『地球地元化計画』」が届ける、ありのままの世界

インターネットラジオの代表格、「ポッドキャスト」の魅力はどこにあるのか。その配信者であるポッドキャスターへのインタビュー連載「ポッドキャスターに聴く」。

第21回は、「耳で旅する海外ラジオ『地球地元化計画』」(以下、地球地元化計画)を配信する、トキニさんに話を伺いました。

地球を「地元」のように身近に。ポッドキャスト「耳で旅する海外ラジオ『地球地元化計画』」が届ける、ありのままの世界

世界各国の旅行の様子やその国の魅力について発信する『地球地元化計画(ちきゅうじもとかけいかく)』。ポッドキャストを始めた経緯や番組制作の裏側について伺いながら、音声メディアの魅力や今後実現したいことを語ってもらいました。

『地球地元化計画』が語る音声メディアの魅力

本記事では、『地球地元化計画』を配信するトキニさんに、ポッドキャストをはじめとする音声メディアの魅力を伺っていきます。

番組紹介:耳で旅する海外ラジオ『地球地元化計画』

『地球地元化計画』は、全ての国に行くことを夢見るトキニさんが、現地で収録した旅行の様子やその国の魅力を紹介するポッドキャスト番組です。

世界の「楽しいこと」を伝えたい。番組誕生に込めた想い

──『地球地元化計画』はどのような番組ですか?

全ての国に行きたい旅行大好きな私トキニが、等身大の海外旅行を発信する番組です。現地で収録したドタバタな旅行の様子や現地の音をお届けしたり、時にはその国に詳しいゲストを招いて各国の魅力について語り合ったりしています。聴いている皆さんに、地球をまるで「地元」のように身近に感じてもらえるような番組を目指しています。

──番組を始めたきっかけは何ですか?

学生時代から海外旅行が大好きでした。LCC(格安航空会社)を利用して、日本から近い東南アジアを中心に何度もバックパッカーをしていました。

地球を「地元」のように身近に。ポッドキャスト「耳で旅する海外ラジオ『地球地元化計画』」が届ける、ありのままの世界
トキニさん
リュックひとつの身軽な旅行がトキニ流

その時に、日本で流れる海外のニュースが、どこか怖い印象や分断を煽るものばかりだと感じたんです。私が実際に現地で触れた文化や人々、食事の素晴らしさが日本の人たちに伝わっていないことに、ある種の「もったいなさ」や問題意識を抱きました。そして、「それなら、私が感じる世界の楽しいことや魅力ばかりを伝えるメディアを作ろう!」と思い立ったのがきっかけですね。

──リスナーにはどのような方が多いのでしょうか?

老若男女、幅広い方々に楽しんでいただいています。海外旅行が好きな方はもちろんですが、歴史や宗教文化に興味がある方にも届いている印象です。

実は私、仕事のかたわら宗教学の修士課程に在籍する大学院生でもあるんです。「宗教文化士」の資格も持っている「世界の文化オタク」です(笑)。旅行に絡めて色々な考察や豆知識を話すので、そこを面白がっていただけているのかもしれません。

「リアル」が一番の価値。現地の空気感をそのまま伝える

──番組作りにおいて、大事にしていることは何ですか?

何よりも「リアルであること」を第一にしています。「旅行を一緒に楽しんでもらいたい」という思いから、現地収録では感動や緊張をそのまま伝えるため、あえて現地の状況をありのままに残すようにしています。プラハの街角の音楽やルワンダのサバンナの風の音など、防音室のような高音質ではないかもしれませんが、耳から伝わる現地の空気感にはそれ以上の価値があると信じています。

また、Instagramではさらにリアルタイムな発信をしています。音声と並行してビジュアルでも楽しんでいただけるような工夫をしていますので、ぜひ覗いてみてください。

注意している点としては、「差別的発言や偏見を排除すること」を常に念頭に置いています。世界の楽しさを発信する番組だからこそ、誰かが悲しい思いや嫌な思いをすることは避けたいです。至らぬ点はあるかもしれませんが、ここは制作において最も大切にしています。

──番組づくりにあたって参考にした番組はありますか?

幼少期から『世界遺産』や『世界・ふしぎ発見!』、『世界の車窓から』といった、世界各地の感動やトラブルをありのままに伝えるテレビ番組に強く憧れていました。バックパッカー必携の書籍『地球の歩き方』も愛読しています。

ポッドキャストでは『歴史を面白く学ぶコテンラジオ』が大好きです。私が初めて聴いたポッドキャストでもありますし、パーソナリティの樋口聖典さんの「世の中全員が音声コンテンツをやったらいいのに」という言葉が、私の背中を押してくれました。

地球を「地元」のように身近に。ポッドキャスト「耳で旅する海外ラジオ『地球地元化計画』」が届ける、ありのままの世界
引用元:https://podcastranking.jp/1450522865

歴史を知ると、その土地の現在だけではなく過去に思いを馳せることができるようになるので、旅行が何百倍にも楽しくなりますよ。

──現在はマネタイズに関しても、戦略的に取り組まれているそうですね。

はい。2025年の始めに、複数の番組をまとめたプロジェクト「TIMEPOD Podcast Studio」を立ち上げ、公式サイトを開設しました。これまでの5年間で300本以上のエピソードを制作してきたノウハウを活かし、ポッドキャストの編集代行や制作アドバイスを行っています。

また、サイトには理念に共感してくださったリスナー様向けの制作費用サポートプランも設けています。リスナー様からのサポートには大変助けていただいているため、大きな恩返しができるようこれからも精進いたします!

──初めて聴く人におすすめのエピソードを教えてください。

どれも思い入れがありますが、特に反響が大きかったのは、#038から#048にかけての「インド結婚式参加編」です。インドならではのディープでエキゾチックな音源は、聴くだけで頭の中がインドでいっぱいになること間違いなしです!

他にも、「サバンナを疾走するルワンダ編」や「ユダヤ人地区に感動するプラハ編」、「ムエタイを実況するチェンマイ編」も聴いてほしいですね。

好きなことの「悪魔合体」が鍵

──今後の目標はありますか?

実は、海外旅行のほかに写真撮影も大好きなんです。このふたつを掛け合わせて、「地球地元化計画×写真展」を開催したいと考えていて、コツコツ準備しています。ゆくゆくは書籍化などもできたら、すごく嬉しいです。お話しお待ちしております!!!

地球を「地元」のように身近に。ポッドキャスト「耳で旅する海外ラジオ『地球地元化計画』」が届ける、ありのままの世界
ルワンダとコンゴの国境にあるキブ湖のボート上で撮った一枚
近々、写真展の開催を計画しているそう

これからも、「音で聴いて」「写真を眺めて」「語り合って」いろんな形で等身大の地球を楽しめるメディア・空間作りを目指します!楽しみに待っていてください。

──最後に、これからポッドキャストを始める人へのアドバイスをお願いします!

「自分の好きなこと×楽しいこと×得意なこと」を悪魔合体させてみてほしいとお伝えしたいです。きっと自分もリスナーも最高に楽しめるものが生まれるはずです。一緒にクリエイションを楽しみましょう!

取材後記

トキニさんの「世界の楽しさを等身大で伝えたい」という純粋な熱量が伝わってくるインタビューでした。トキニさんとともに旅行している気分を味わえる「耳で旅する海外ラジオ『地球地元化計画』」、ぜひ聴いてみて下さい。

インタビューにあたり、トキニさんより番組を紹介する音声コメントもいただいています。ご本人の声で番組の魅力が語られていますので、ぜひお聴きください!

耳で旅する海外ラジオ『地球地元化計画』

連載「ポッドキャスターに聴く」では、今後もいろいろなポッドキャスターの方々にお話をお聞きしていく予定です。その他の記事も「ポッドキャスターに聴く」の一覧ページからチェックしてみてください。