Sounds Profitable、米国のポッドキャスト利用動向調査を発表。成人の74%が利用経験、動画視聴も拡大

ポッドキャスト業界団体のSounds Profitableは10月1日、米国におけるポッドキャストの利用動向調査「The Podcast Landscape 2026」の第1弾を発表しました。調査によると、米国成人の74%がポッドキャストの利用経験を持つ一方、利用者の割合は2024年以降おおむね横ばいで推移しています。

また、ポッドキャスト利用者の34%が過去1年以内に利用を開始したと回答しました。利用者のうち、過去1週間に動画ポッドキャストを視聴した人の割合は44%に上昇しています。

Sounds Profitableのロゴ
Sounds Profitableのロゴ。引用元:Sounds Profitable’s Podcast Landscape 2026: Podcast Reach Holds Steady as Netflix and Video Reshape How Americans Consume Podcasts

米国成人の74%がポッドキャストの利用経験あり。利用者の44%が過去1週間に動画を視聴

米国成人におけるポッドキャスト利用者の割合は横ばいで推移しています。一方、新規利用者の流入や動画ポッドキャストの視聴増加など、利用者層や利用方法には変化が見られます。

米国成人の74%が利用経験あり。利用者の34%は過去1年以内に利用開始

8月に米国成人5,473人を対象に実施した調査によると、74%がポッドキャストを利用した経験があると回答しました。また、米国成人の55%が過去1カ月以内に、39%が過去1週間以内にポッドキャストを利用しています。

利用者の割合は2024年以降おおむね横ばいである一方、利用者層には変化が見られます。ポッドキャスト利用者の34%が過去1年以内に利用を開始したと回答しており、2025年の28%から上昇しました。

利用者の44%が過去1週間に動画ポッドキャストを視聴。スマートテレビではYouTubeが最多

ポッドキャスト利用者のうち、過去1週間に動画ポッドキャストを視聴した人は44%となり、2025年の40%から上昇しました。一方、動画ポッドキャストを一度も視聴したことがない人の割合は、14%から10%に低下しています。

ポッドキャストの形式に対する認識にも変化が見られます。ポッドキャストを音声のみのものと捉える人は17%で、2025年の21%から減少しました。一方、83%は動画もポッドキャストの形式に含まれ得ると考えています。

スマートテレビでポッドキャストを利用する人のうち、最もよく利用するアプリとしてYouTubeを挙げた人は71%、Netflixは12%でした。

最もよく利用するプラットフォームはYouTube。Netflixは過去12カ月の利用経験で3位に

ポッドキャスト利用者のうち、最もよく利用するプラットフォームとしてYouTubeを挙げた人は40%で、首位を維持しました。

一方、ポッドキャストの配信開始から初年度となるNetflixも利用されています。過去12カ月にポッドキャストを利用したプラットフォームとしてNetflixを挙げた人は、利用者の21%に上りました。

これはYouTube(63%)、Spotify(33%)に次ぐ3位で、Apple Podcasts(15%)を上回る結果です。ただし、最もよく利用するプラットフォームとしてNetflixを挙げた人は5%でした。

ポッドキャスト専用アプリを最もよく利用するプラットフォームとして挙げた人は15%で、2025年の19%から減少しました。Apple Podcastsを挙げた人の割合も、11%から8%に低下しています。

Sounds Profitableのパートナーであるトム・ウェブスター氏は、新規利用者の流入や動画の普及、Netflixなどのプラットフォームによって、ポッドキャストを見つけ、利用する場が変化していると指摘しています。

そのうえで、ポッドキャストが幅広いメディア環境に組み込まれる中でも、独立系クリエイターが利用者の選ぶ場所でコンテンツを届けられる、開かれた仕組みとアクセスのしやすさを維持する重要性を述べています。

利用者の40%が他者と一緒に聴取・視聴。シリーズ終了後も代わりの番組を探す傾向

月間ポッドキャスト利用者は、米国成人全体と比べて年齢層が若く、子どもがいる世帯の割合も高い傾向にあります。子どもがいる世帯の割合は、月間ポッドキャスト利用者では38%で、米国成人全体の31%を上回りました。

また、ポッドキャスト利用者の40%が、少なくとも時々、ほかの人と一緒にポッドキャストを聴取・視聴すると回答しました。この割合は2025年の37%から上昇しています。

番組の利用状況を見ると、月間利用者は通常、2〜3番組を定期的にフォローしています。また、ポッドキャスト利用者の39%が回数が限られたシリーズ番組を利用しており、そのうち71%はシリーズ終了後に代わりとなる番組を積極的に探すと回答しました。

さらに、利用者の79%が、自分にとってポッドキャストが重要である理由として、関心のある話題についての議論を聴けることを挙げています。

Sounds Profitableとは

Sounds Profitableは、音声・ポッドキャスト業界の企業を代表する業界団体です。200社以上のパートナー企業を擁しています。

ポッドキャスト市場に関する調査やレポートの発表、世界中に1万人の購読者を持つニュースレターの配信などを通じて、ポッドキャストビジネスに関する情報を提供しています。

参照元:Sounds Profitable’s Podcast Landscape 2026: Podcast Reach Holds Steady as Netflix and Video Reshape How Americans Consume Podcasts

AMI(エイミー)

音声メディアの良さを保ちつつ動画に乗っかるの、制作側の腕が試されるな。