JIAAが「デジタルオーディオ広告のフォーマットに関する推奨規定」を公開

インターネット広告の業界団体である日本インタラクティブ広告協会(JIAA)が6月11日に、「デジタルオーディオ広告のフォーマットに関する推奨規定」を公開しました。

本推奨規定によって、ポッドキャストなどのインターネット音声メディアにおける広告フォーマットが標準化されたことで、より円滑な広告作成・配信が可能になるでしょう。

JIAAが「デジタルオーディオ広告のフォーマットに関する推奨規定」を公開

「デジタルオーディオ広告」を定義

2024年の米国のデジタルオーディオ広告市場は76億ドルとなるなど、デジタルオーディオ広告市場は、海外で大きく成長しており、国内においても成長市場として注目が集まっています。

本推奨規定では、これまで曖昧だった国内の「デジタルオーディオ広告」を「インターネット音声メディアで様々な挿入方式にて再生される“音声ファイル形式の広告”」として定義しました。

広告挿入方式には、配信時にアドサーバーから自動的に広告を挿入するダイナミックアドインサーション(DAI)や、コンテンツ制作時に広告を組み込むベイクドインなどが含まれます。

JIAAが「デジタルオーディオ広告のフォーマットに関する推奨規定」を公開
引用元:JIAA、「デジタルオーディオ広告のフォーマットに関する推奨規定」を制定

広告の推奨フォーマットも策定

広告フォーマットに関する推奨規定も定められています。汎用性の高い広告フォーマットとなっており、スムーズな広告原稿作成に活用できます。

「デジタルオーディオ広告」の推奨規定は、以下のとおりです。

IAAが「デジタルオーディオ広告のフォーマットに関する推奨規定」を公開
引用元:JIAA、「デジタルオーディオ広告のフォーマットに関する推奨規定」を制定

JIAAは、セミナーや広告フォーマット標準化検討等の活動を通して、デジタルオーディオ広告市場の活性化を図ってきました。今後も、国内外の市場動向等を発信し、デジタルオーディオ広告市場の啓発に取り組んでいくとのことです。

日本インタラクティブ広告協会(JIAA)とは

日本インタラクティブ広告協会(JIAA)は、日本のデジタル広告業界の健全な発展を目的とする業界団体です。2005年に設立され、インターネット広告やデジタルマーケティングに関わる企業が加盟しており、広告の標準化やガイドラインの制定、業界の課題解決、教育・啓発活動を行っています

参照元:JIAA、「デジタルオーディオ広告のフォーマットに関する推奨規定」を制定

AMI(エイミー)

日本でもインターネットの音声広告が認められたってこと?