米オーディオブックサービスのAudibleは2月18日、アプリ内で「Immersion Reading」の提供開始を発表しました。対応するオーディオブックとeBookを所有するユーザーが、音声に同期したテキストを表示しながら読書できる機能です。

Kindleで提供していたImmersion ReadingをAudibleアプリに統合
Immersion Readingは、対応するオーディオブックとeBookの両方をAudibleおよびKindleのライブラリに所有しているユーザーが利用できる機能です。音声再生にあわせてテキストがリアルタイムでハイライト表示され、アプリ内で「Listen」と「Read & Listen」のモードを切り替えながら利用できます。これまでKindleで提供されていた同機能をAudibleアプリ内に組み込む形で提供するもので、オーディオブックの利用者がアプリ内で音声とテキストをあわせて利用できる環境を提供します。
AudibleのChief Product Officerであるアンディ・ツァオ氏は、「Audiobooks count as reading」と述べ、目で読みながら聴くことができる体験を提供すると説明しています。また、語学学習や学業、物語の読書体験において、音声とテキストのどちらか一方を選ぶ必要がない点についても言及しました。
利用対象と提供地域
提供開始時点では、英語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、フランス語を含む数十万タイトルが利用可能となっています。機能はまず米国のユーザー向けに展開され、今後数カ月以内に英国、オーストラリア、ドイツへも拡大する予定です。
対象作品の確認はアプリ内で行うことができ、Kindleライブラリ内のeBookと対応するオーディオブックの組み合わせをAudibleが自動的に判別します。専用のライブラリフィルターにより、利用可能なタイトルを個別に検索することなく確認できます。出版社に対する著作権使用料(印税)の支払い方法に変更はないとしています。
調査データと利用状況
Audibleは、読みながら聴く利用方法に関する調査データも公表しました。同社のデータによると、音声のみで利用するユーザーと比べ、読みながら聴くユーザーは月間のコンテンツ消費量が約2倍に上ることが分かりました。また、米国で実施した調査では、読みながら聴く利用者の9割以上が、認知保持や理解の向上に役立つと回答したと発表しています。
同社は、音声とテキストを組み合わせることで集中力や理解度の向上につながるとする研究結果があるとも説明しており、語学学習者や学生などの利用を想定した機能であるとしています。
Audibleとは
Audibleは、米国に本社を置くオーディオブックおよび音声コンテンツ配信サービスです。1995年に設立され、2008年にAmazonの子会社となりました。オーディオブックを中心に、ポッドキャストやAudibleオリジナル作品などを提供しています。月額制を基本とし、専用アプリを通じてスマートフォンやタブレットなどで利用できます。
参照元:Audible Launches Immersion Reading for Deeper Engagement with Books



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