音楽制作ソフトウェアの開発・配信などを手がけるクリプトン・フューチャー・メディアは、歌声合成ソフトウェア「初音ミク V6」を4月14日にリリースしました。本作はAI技術を駆使した「VOCALOID6」に対応しており、流暢な歌唱表現や制作補助機能を備えています。

AI技術による進化とLAM氏による新デザイン
「VOCALOID:AI」に最適化された本作は、歌詞とメロディーの入力のみで自然な歌唱を実現します。日本語と英語に加え、今後は中国語にも対応予定です。機械学習により、初期設定でも人間らしい温かみや揺らぎを表現できます。ボイスバンクは、キュートな「Original」と艶やかな「Soft」の2種類を搭載。開発プロデューサーの佐々木渉氏は、本作が新しいシンガーとして親しまれることへの期待を寄せています。
制作面では、声のハリを調整する「Expressionパラメーター」や、直感的なピッチ編集が可能です。また、異なるニュアンスの歌声を生成する「TAKE機能」により、厚みのあるハモリも手軽に制作することができます。こうした進化を象徴するのが、LAM氏によるパッケージデザインです。制作をアシストする機能を踏まえた「主体性を伴うミク」という意匠で描き起こされました。製品ページでは三面図も公開され、ファンアートなどへの活用も推奨されています。

販売形態と既存ユーザー向けの優待販売
「初音ミク V6」は、エディター同梱の〈スターターパック〉と単体の〈ボイスバンク〉の2形態で展開されます。いずれも音楽制作に必要なソフトウェア一式を同梱しており、即座に楽曲制作が可能です。通常価格は、スターターパックが24,200円、ボイスバンクが10,780円です。パッケージ版とダウンロード版は同価格で、「SONICWIRE」などで提供されます。
また、既存ユーザー向けの優待販売も実施されます。『VOCALOID2 初音ミク』から『初音ミク V4』シリーズ、さらに『ピアプロキャラクターズ・スーパーパック』までの歴代対象製品の所有者が対象です。優待価格はスターターパックが21,780円、ボイスバンクが8,624円となります。対象アカウントでログインすれば、自動的に優待価格が適用されます。
初音ミクとは
クリプトン・フューチャー・メディアが2007年に開発した、歌詞とメロディーの入力により歌声を生成するソフトウェアです。パッケージにはブルーグリーンのツインテールを持つキャラクターが描かれています。投稿された楽曲を軸に、イラストやダンス等の創作が連鎖するUGC文化を形成しました。現在は「バーチャルシンガー」として国内外でライブイベントを開催するほか、伝統芸能や他アーティストとのコラボレーションも展開されています。
参照元:歌声合成ソフトウェア『初音ミク V6』、ついに正式リリース! 2種類のボイスバンクを搭載!



人間らしいというより、もはや人間では?