AMP Accords、ポッドキャストの定義を含むクロスプラットフォーム測定標準を公表

AMP Accordsが、7月24日に「史上初のクロスプラットフォーム測定標準」と位置付ける文書を公表とPodnewsが報じました。

文書ではポッドキャストの定義に加え、アトリビューションや露出指標の実装標準を提案しています。業界のさらなる成長と潜在的な10億ドル規模の追加収益につながる可能性を示し、今後はIABなどの標準化団体への提案が予定されています。

AMP Accords、ポッドキャストの定義を含むクロスプラットフォーム測定標準を公表
引用元:AMP Accords released, including podcast definition

AMP協定におけるポッドキャストの定義と測定標準化の目的

今回提示された文書は、ポッドキャストに関する統一的な定義を示すとともに、アトリビューションと露出指標の実装標準を設定するために取りまとめられました。オックスフォード・ロードのダン・グレンジャー氏は、業界全体で標準的な基準を作る必要性を訴えています。

同氏からインタビューを受けたジャイルズ・マーティン氏は、再生の定義について肯定的であり、SpotifyやYouTubeが再生(play)の定義において近い考え方を示していることの意義を語っています。標準化による明確な枠組みを整備することで、ポッドキャスト業界のさらなる成長を促し、潜在的に10億ドルの追加収益を生み出す可能性があると主張されています。

露出指標におけるデータ収集の仕様と業界からの指摘

露出指標のセクションでは、ポッドキャストアプリに対して再生中のコンテンツ30秒ごとに詳細データを共有する仕様が盛り込まれています。これには、同意を得たユーザーのハッシュ化されたメールアドレスやモバイル広告IDなどが含まれます。一方で、編集者のジェームズ・クリッドランド氏は、アプリ開発者が収益上の恩恵を受けないままデータ収集機能を実装させられる点について言及しており、より正確な測定のためにはポッドキャストアプリに収益の一部を与えるべきだと主張しています。

業界関係者の反応とIABでの策定に向けた今後の論点

本発表に対しては、関係者の間でも様々な意見が寄せられています。Adopter Mediaのグレン・ルーベンスタイン氏は、本協定を実行可能な出発点として評価し、提案を盛り込んだブログ記事を公開しました。一方で、Podtracのロバート・フリーマン氏は、2016年9月からIABの仕様書としてポッドキャストの定義を示してきたことを指摘しています。

また、マーク・マクレリー氏は、AppleやSpotify、YouTubeがIPアドレスを含むクライアント側のポッドキャスト再生データを共有するようになれば実現可能になるとしつつ、IABが進める測定ガイドラインの議論には検討価値のある重要点が含まれていると述べています。

AMP協定とは

AMP協定(AMP Accords)は、ポッドキャストにおけるクロスプラットフォーム測定標準の策定を目指して、12の業界企業が共同で策定した文書です。ポッドキャストの統一的な定義を提示するとともに、従来のダウンロード数中心の評価から、再生・消費ベースの露出指標やアトリビューションに関する実装標準を提案しています。

参照元:AMP Accords released, including podcast definition

AMI(エイミー)

業界が成熟してきた証拠だけど、独立系アプリには少し世知辛いかも?