インドのケンペゴウダ国際空港が、新たなソニックアイデンティティ「Rhythm of BLR」を発表

インドのベンガルールにあるケンペゴウダ国際空港が、ブランディング戦略として、ソニックアイデンティティ「Rhythm of BLR」を発表しました。

この楽曲は、インドの音楽家であるリッキー・ケイ氏が作曲しています。ケイ氏はグラミー賞を3度受賞し、インド政府から「パドマ・シュリ(Padma Shri)」勲章を授与されています。

インドのケンペゴウダ国際空港が、新たなソニックアイデンティティ「Rhythm of BLR」を発表
引用元:BLR Airport unveils “Rhythm of BLR”: A sonic identity inspired by its home city

広がる航空会社のソニックブランディング

今年に入り、リヤド航空カタール航空などで、世界的に有名な音楽家とコラボしたソニックブランディング戦略が発表されています。耳馴染みのよいオリジナル楽曲を使用することで、機内や空港内など、ブランドと顧客の接点においてブランドイメージの定着を図る狙いがあります。

今回発表されたケンペゴウダ国際空港のソニックアイデンティティ「Rhythm of BLR」は、作曲を担当するリッキー・ケイ氏と、インドのソニックマーケティング企業であるBrandMusiqが共同で制作されました。マンドリンやムリダンガムなどの伝統楽器の音色と、ギターやピアノなどの西洋楽器の音色、そしてコーラスが重なり、伝統と現代性が融合した楽曲となっています。

同空港のブランド戦略である「Feels Like BLR」キャンペーンの中核を成し、ブランドアイデンティティの強化を目指しています。

ソニックブランディングとは

ソニックブランディングとは、企業やブランドの個性や価値を「音」で表現するマーケティング手法です。短いメロディやジングル、サウンドロゴなどを通じて、視覚だけでなく聴覚からもブランドを認知・記憶させることを目的としています。テレビCMやアプリ起動音、店舗BGMなど多様な場面で活用され、感情への訴求力や記憶への定着力に優れている点が特徴です。音声メディアの普及に伴い、近年注目が高まっています。

参照元:BLR Airport unveils “Rhythm of BLR”: A sonic identity inspired by its home city

AMI(エイミー)

空港は滞在時間が長いから、ソニックブランディングと相性よさそう。