Spotifyは、音声メディアの現在と未来を分析したグローバル調査レポート「The Sound-On Era」を国内向けに発表しました。世界各国の消費者や広告主へのアンケート、業界専門家へのインタビューをもとに作成された本レポートでは、音声コンテンツの利用実態や広告への影響、生成AIとの融合による今後の変化についてまとめられています。

他のオンライン活動を中断してまで「聴く」深い没入感
調査によれば、多くの消費者が音声コンテンツに費やす時間を、他のデジタルメディアと比べて「後悔しない時間」であると捉えています。
日常生活のあらゆるシーンに自然に溶け込み、心身の豊かさを高める存在となっている音声メディアは、極めて高いエンゲージメントを獲得しています。消費者の91%が「音声ストリーミングのために他のオンライン活動を中断した経験がある」と回答したほか、Spotifyユーザーの80%が「音声の聴取中に他プラットフォームの動画音声をミュートしている」と答え、音声への深い没入の実態がいっそう浮き彫りとなりました。
SNSコンテンツを凌駕する高い記憶率と広告への信頼度
この高い没入感は、マーケティングや広告の効果にも直結しています。
「聴いた音声コンテンツの内容をよく記憶している」と答えた消費者は61%にのぼり、SNSコンテンツと比べてプラス6%の数値を記録。さらに、消費者の36%が「SNS広告よりも、音楽やポッドキャスト内での広告のほうを信頼しやすい」と回答しています。
AIとの融合がもたらす「インタラクティブな会話型広告」の未来
さらに本レポートでは、生成AI技術の進化により、音声体験がこれまでの受動的なものから「双方向のインタラクティブな体験」へとドラスティックに進化している点が指摘されています。

Spotifyが展開する「AI DJ機能」の導入後、世界の再生数は45%増加し、ユーザーの42%が音声コマンドを日常的に活用しています。広告主の85%が「インタラクティブで会話型のオーディオフォーマットは広告の未来である」と回答しており、リスナーの57%も「画面オフの状態であっても、気に入った広告に音声コマンドで反応する」と答えています。音声エージェントの世界市場規模は、2034年までに475億ドル(約7.4兆円)へと拡大する予測も示されており、音声を活用したインタラクティブな広告体験への関心が高まっていることがうかがえます。
The Sound-On Eraとは
The Sound-On Eraは、Spotifyが発表した音声メディアと広告の未来に関するレポートです。音楽やポッドキャストなどのオーディオコンテンツが生活者の時間の使い方やブランドとの接点に与える影響を分析するとともに、生成AIと音声の融合による広告・コミュニケーションの変化についてまとめています。
参照元:Spotify、音声メディアの現在と未来を包括的に分析した調査レポート「The Sound-On Era」を国内初発表



音声って「ながら」で聴けるのに、ちゃんと記憶に残るのが面白いよね。