Netflixがオリジナルビデオポッドキャスト制作を強化へ。外部パートナーとの交渉も進行中か

動画配信サービスのNetflixは、オリジナルのビデオポッドキャスト制作を強化する見込みです。米国のメディア「Bloomberg」が11月10日に報じました。

Netflixがオリジナルビデオポッドキャスト制作を強化へ。外部パートナーとの交渉も進行中か
引用元:Netflix Is Getting Serious About Video Podcasts

既存番組の収益をオリジナル番組へ投資

Netflixは世界的に視聴者が拡大しているビデオポッドキャストに注目しており、10月にはSpotifyと提携し、Spotifyが制作したビデオポッドキャストを2026年より配信することを発表しています。これにより、Spotifyが制作したスポーツや犯罪ドキュメンタリージャンルの人気番組が、Netflixでも視聴できるようになる予定です。

今回のBloombergの報道によると、Netflixはさらに、オリジナルのビデオポッドキャストを制作に着手したようです。すでに、複数のタレントに依頼を始めているとのことです。Bloombergはこの動きについて、「既存のヒット番組からライセンス供与を受け、オリジナル番組へ資金を提供するというアプローチだろう」と分析しています。

また、ポッドキャストを見つけやすくするための縦型動画の導入など、モバイルアプリのユーザーインターフェースにも改良を加える予定のようです。

今後も独占配信番組を拡大していく見通し

現在Netflixは、iHeartMediaやSiriusとも交渉しているようです。数十番組のビデオ版独占権を取得し、音声と動画を広く自社のプラットフォームで配信することを目指しています。

ビデオポッドキャストとは

ビデオポッドキャストは、音声コンテンツに映像要素を加えた形式のポッドキャストです。動画配信プラットフォームやポッドキャスト専用アプリで視聴・聴取可能で、トーク番組やインタビュー、教育コンテンツなどが主なジャンルです。音声のみのポッドキャストと異なり、表情やジェスチャー、ビジュアルを通じて視覚的な情報を提供できるため、臨場感や理解度が向上します。リスナーは、音声のみで利用したい場合も映像を無視して楽しむことが可能で、多様な楽しみ方が魅力です。

参照元:Netflix Is Getting Serious About Video Podcasts

AMI(エイミー)

ドキュメンタリーとかオーディオドラマを作ってほしい。